しゃらっぷ、きすみー!2

が痺れてきた若葉は思わずぐいっと覆い被さっている彼女の体を押した。
「なんだ」
不機嫌そうに肩に口付けていた顔を上げ、唇についた鮮血を丹念になめ取る。
「いえ、あの、大分血抜かれたのでとても……」
「黙れ、さっさとしろ」
「はい……」
自分の血の匂いと味のする女への口付けは酷く奇妙で背筋がぞわりとした。