りなは日課の見回りの途中で奇妙な形の物を見つけた。
「お宝かな?ごちそうかな?」
拾い上げたそれは一般的には盃の様な物だったが彼女はそれを知らなかった。
「ひょいぱく」
齧ったそれは口の中で崩れて無くなり、少し考え込みながらうーんと首を傾げた。
「もっと無いかなー」
砂浜を歩く彼女は遠くに見える水平線を眺めて
「まだかなー」
何を待つでも無く呟いた。
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2019.9
りなは日課の見回りの途中で奇妙な形の物を見つけた。
「お宝かな?ごちそうかな?」
拾い上げたそれは一般的には盃の様な物だったが彼女はそれを知らなかった。
「ひょいぱく」
齧ったそれは口の中で崩れて無くなり、少し考え込みながらうーんと首を傾げた。
「もっと無いかなー」
砂浜を歩く彼女は遠くに見える水平線を眺めて
「まだかなー」
何を待つでも無く呟いた。
りなは日課の見回りの途中で奇妙な形の物を見つけた。
「お宝かな?ごちそうかな?」
拾い上げたそれは一般的には盃の様な物だったが彼女はそれを知らなかった。
「ひょいぱく」
齧ったそれは口の中で崩れて無くなり、少し考え込みながらうーんと首を傾げた。
「もっと無いかなー」
砂浜を歩く彼女は遠くに見える水平線を眺めて
「まだかなー」
何を待つでも無く呟いた。