一太郎とJustPDFだけで隠しノンブル付PDFを作ろう第二回目
前回までの作業でそれぞれ右と左にノンブルが振られた二つのファイルが出来上がりました。
こんどはこれを分割して、目標であるノド側にノンブルが振られた一つのファイルを作っていきます。
続きからどうぞ
4.それぞれのファイルをページごとに分割します

JustPDF[編集]を起動して作成したファイルを開きます。
(同時に開くと作業ミス起こすので片方ずつやるのがお勧め)
上記のような感じでやっています。このとき、ファイルの名前は左右ノンブル関係無く同じ名前で別フォルダに入れるなどしておきましょう。
あとで一緒のフォルダに並べ直すときに大変なことになります。

上記が分割した結果です。honbun.pdfが分割されてフォルダhonbunの中にhonbun_1.pdfというようにページごとに分割されたファイルが作られます。
100Pあれば100枚分出来ます。
下が左に一律ノンブルが入っている場合の見開き。ご覧の通り左側のページはのど側にノンブルがない状態です。


これも同様に右側に一律ノンブルが売ってあるので右ページののど側にノンブルが無い状態。これをどうにかする必要があります。
5.分割したファイルから、ページ左に隠しノンブルが入る物は奇数ページを全て選んで削除します。
手作業でやりました。こんな感じで偶数ページを一個一個選んで消します。
バッチなんか作れる人はバッチ処理でやることをお勧めします。この本は100Pあったので、100Pの偶数ページをポチポチ選択して削除しました。

6.同様に4のページ右側に隠しノンブルがファイル物は、偶数ページを全て選んで削除します。

7.二つを合わせます
ここで例えばフォルダ「ノンブル設定済み」など分かりやすいフォルダを作っておき、偶数ページ、奇数ページだけになっているそれぞれのファイルをフォルダに移動させます。
ちなみにここでファイル名がそれぞれ違うと名前を一個一個変えないといけない地獄が待っていますので、名前は揃えておきましょう(震え

こんな感じですね
8.分割したファイル類を一つのファイルに再度作り直します
ここで再度JustPDF[作成]を使います。
PDFファイルの作成が出来るので、分割されているPDFを一つにまとめることも出来ます。この機能を使ってこの分割されたPDF達をくっつけます。

ファイルを枠内に入れてます。
以下の点を注意して作成しましょう
- ファイルの並びがバラバラになることがあるので順番の入れ替えなどをして直す。
- 「1つのファイルにする」というチェックボックスにチェックがある事を確認する
- すかしが無しになっている事を確認する
1の場合はこういう事です。下のように、綺麗にフォルダ上並べているにも関わらず、PDFのソフトに入れると順番が可笑しくなることがあります。

これをこの並び替えボタンで並べ替えておきます。

こんな感じです。
確認が終わったら再度出力先などを指定してPDFファイルを作成します。
9.完成
上側が見せるノンブルです。
下にあるのが隠しノンブルです。このくらいであればよっぽど開かない限り見えることはありません。栄光印刷さんなど結構隠しノンブル必須という所もありますので、一つの例としてご参照くださればと思います。
