一太郎2019とJustPDFだけで隠しノンブルPDFを作る

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この内容はInDesignを使わないで隠しノンブルPDFを作る方法の一つを公開した物です。

かなり面倒な手順を踏んでいますので、どうしてもInDesignの為だけにAdobeCCを使うのは……という方でない場合、とても面倒くさいです。

大まかな手順は以下の通りとなります。

使ったソフトウェア

・一太郎2019(プレミアムバージョン)

・上記に同梱されていたJustPDF4[作成]・[編集]

  1. 原稿を一太郎でつくって組版します
  2. PDFファイルを作ります
  3. JustPDFの「すかし」機能を使って全てのページの左右に隠しノンブルを入れます
  4. それぞれのファイルをページごとに分割します
  5. 分割したファイルから、ページ左に隠しノンブルが入る物は奇数ページを全て選んで削除します。
  6. 同様に4のページ右側に隠しノンブルがファイル物は、偶数ページを全て選んで削除します。
  7. 二つを合わせます
  8. 分割したファイル類を一つのファイルに再度作り直します。
  9. 完成

順を追って、作業のキャプチャも交えて説明します。

続きからどうぞ

1.原稿を一太郎でつくって組版します

図は少し前に作成した本の原稿です。A6サイズで作ってあります。

この時点で読み手に見せてもいいノンブルは一太郎側で作っています。

2.PDFファイルを作ります

上の図の赤い枠部分のボタンからでも一太郎2019だと作れますので、ここではそれを使っています。

ファイル作成開始

現在のシートか全てかを選べます。ここでは現在のシートで。

保存先を選びます。このPDFファイルは作業用なので、間違えて入稿データとしないようにどこか別のフォルダに置いておきましょう。

出力すると表示されてきたりします。いったん閉じて、次にJustPDF4[作成]を起動します。

3.JustPDFの「すかし」機能を使って全てのページの左側に隠しノンブルを入れます

こんな画面が表示されます。上の枠にPDF化したい物を置けば良いです。

ここで、隠しノンブルをすかしで入れます。こちらは事前にすかしの設定を設定しています。

上記のように元々あるページ番号の一覧からカスタムしています。

このすかしの設定はこんな感じです。

文字サイズは5pt、位置をのど側5ミリ、地側から5ミリとしています。本来のノンブルは二桁以上の場合縦に表記されるのですが、これはどうしても通常の数値が表示されてしまいます。三桁以上の場合、のどをギリギリまで開くと数値が見えてしまうかもしれません。

右ノンブルはこんな感じです。位置だけ右か左か分けています

左ノンブルを追加する設定になっていることを確認して、PDFを作ります。

このように左か右でファイルを分けて保存しておきます。

ノンブルがページの左側に追加されました。同じように右側にもノンブルを追加します。

こんな風になります。

いったんここで区切ります。次からは作ったファイルの分割をしていきます。

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